愛しき友よ

 ついに新選組!最終回。
 近藤は民家に幽閉されてます。土佐藩士の人、赤いもっさりにスーツを合わせるのはどうかと・・。もっさりを外した有馬は伊藤先生みたいな髪型。「生きることを恥ち思うたらいかん!」勇を叱咤します。
 組では捨助が勇を奪還するぞと空回り。土方ははじめに会津公に勇のことを嘆願に行けと命じます。はじめはそんなお役目できる隊士に成長したんだ。土方は江戸へ勝に嘆願に。尾形はここで組からさっぱりと離脱。え、そんなにあっさり。「最後までなじめない人だった」と魁。そうだったの?控えめだったけど馴染んでた様に見えたが。
 局長が子どもに口げんこつを見せている頃、土方は勝を睨み付けながら近藤の助命嘆願。勝は嘆願を突っぱねて、近藤は無駄死にするのではなく薩長や土佐の恨みを一身に受ける役目を担って死ぬんだと告げる。そして近藤の死を覚悟し自分も死ぬ気の土方を見すかして「榎本武揚のもとへ行け」と戦う場所を与える。
 沖田を訪ねる土方。良い女は前歯がでかいとか聞いた事ない理屈を教え、「見ときなそういうの」とニヤリ。んー土方はニヤリが似合う!「皆一緒だ」と偽って、「おう、元気でな」さっと別れる。これが今生の別れ。「皆私に会いに来る、別れを言いに。」沖田。
 「お前たちは時代と戦ったのだ」兄に言われ涙を落とす土方。正しいとか敵味方とかは時勢によって変わるものだけど土方も近藤も自分の思う正義を貫いてきたんだ、今は朝敵でも理解してくれる人はちゃんといる。そういう人の前でならその時だけきっと泣いてしまう。今まで戦ってきてこれからも戦うから。
 会津で容保に会うはじめ。容保は「どうする事もできん」とあっさり。そして虎徹につられるはじめ。(嘘。きっと局長も使ってた虎徹だったからだ・・と思いたい)容保ははじめに「三条河原にさらされる予定の近藤の首を奪い返せ」と命令。えーもう死ぬ事前提なのー。
 勝は近藤を評して「ありゃ武士だよ」。ここにも理解してくれる人がいる。
 そして4月25日。
 いちゃつく沖田お孝。「前歯が・・かわいい」おお!
 土方は宇都宮。乱れ髪がかっこいい。フォンと刀を抜くのも良い。戦い抜く覚悟。
 コルクも捨てられる近藤。戦場でコルクを見る土方。
 刑場に向かう勇に「よくやった」の声が投げられる。思わずジンとする。
 尾形は左之助に「生き延びて官軍に一泡吹かせてやるんです」そうかそれが尾形のやり方なんだ。隊士を辞めたわけじゃない。
 「新選組は不滅だーっ!」笑いあう左之助と勇。男の子だ。そして笑う尾形。そうだよ尾形もニヤリが似合う!
 浪士にお孝を斬られ、自身も喀血して血だまりのある座敷で伏せる沖田。凄惨でキレイだ。
 三番隊長を名乗り、とんがり隊に斬りかかるはじめ。
 誠の旗の下、戦場で突入する土方・島田・尾関。
 近藤勇は最期に友の名をつぶやき、斬首。
 
 最後にダイジェストが流れる。そして隊士が集い京都での前途を想うきらきらしたシーンで終了。ほんとにもうきらきらしてぐちゃぐちゃもして生きて散って。かっこ良すぎる。